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戦前ブルース音源研究所

戦前ブルース音源研究所

Pre War Blues Laboratories

 "Blind Blake's Capo"

ブラインド・ブレイクは、カポを多用していた事は間違いない。
ポケットに忍ばせたカポを取り出し、セッション楽器や曲に合わせて
キーを変えるのだ。

手癖はほぼ決まっている CシェイプやGシェイプから始まる演奏が多く、
稀にドロップDやオープンDにもする。

しかし、歌い手の伴奏やピアノとのセッションの時に臨機応変、
すばやくチューニングを変えるためには カポしかない。

1930年代辺りになるとエルトンのスチール製スプリングカポが
カタログ上に多く登場するのだがブレイクの時代は
もっと古いカタログに掲載されている
金属製の輸入品に違いない。

ずっと そのカポが欲しくて探し続けて来た。
1800年代後期のカタログに手描きで掛かれ掲載されているだけで
現物は見た事がない。

ネット上でも写真が一枚程度しか見つからなかったので、カタログを
基にして真鍮で作ってもらったのが10年以上前にもなろうか。

ブログ記事   "なけりゃ作るかギターカポ" 2009年をご覧ください 

ブログ記事 ”究極のギターカポ”  2009年 をご覧ください



ニュージーランドのギター職人 Russ Mattsen によるハンドメイド
カタログを参考に真鍮で作ってもらったのだ。

この美しい曲線美をご覧ください。
もう これで満足のはずだった・・・

それでも 本物を探す気持ちは全く衰えることもなく・・
いつか 見つけてやるぞ!と思い10年。



ところが2019年4月 衝撃的なニュースが舞い込んできた。
研究所の山崎氏が 手に入れたというのだ!

もうすぐ 日本に届くというのだ。

 信じられない あったのか!!

山崎氏は10年間毎日の様に海外オークションで探し続けていたという。

アホだ

負けた

自分も探してはいたのだがマットセンに作ってもらったし
山崎氏の執念の方が勝っていた!

じゃ~~~ん!

2019年4月7日
横須賀から町田さんとご友人 山崎さん、ヒューイさん
川口さんなど研究所仲間が集合し120年以上前のカポを
みんなで手で振れ、ギターに装着し検証開始!!



みんなの写真はたくさんあるのですが、ここは先に進みましょう。

10年探して やっと出会えたってことは、もうこの先自分が手に出来る
チャンスは数十年後か、いや現存するのだろうか・・・

ん~~~欲しい・・・・という事で

ここからが 研究所の本領発揮です!

計測開始

実測 実測 細かく寸法を測る



思っていたより 相当小ぶりだった。
それから、スプリングを装着する時のフィーリングがたまらなくいい!!

想像以上のフィット感と安定した固定力 
1889年のパテント(130年前)の設計と製作技術に完敗だった。

 

みんなが帰った後に寸法ノートを見ながら ふっと思いたった

とりあえず 5000番のアルミ板が余っているので・・・


こっそり 製作開始 うっしっし!



何か作れそうな気がする  工法のアイディアはある。


ネックに当たる受けの部分は真鍮でアールを付ける加工



ここは 銀ローかと思ったが、半田で挑戦
うまくいきました。



スプリングも自作 何度も試作作業を経験し完成
余裕ではなかったが、まぁ 経験上 出来ると思っていた。



イメージ的にはこんな感じかな?
どれどれ ここから 本気出すぞ!


じゃん! 完成した。




これが 念願 祈願のブレイクカポだ!




装着してみよう お~うまくいたったぞ!



完成したので 後日山崎さんを呼んで比較
出来栄えを見てもらいました。





鏡面仕上げにしてみました



次は 真鍮で製作してみよう! 
100年の時を超えて 復刻するスプリング・カポ!

量産は無理ですねぇ・・・ 復刻ブレイクカポでした。

と 思ったら 続きがあった



7カ月後・・・2020年1月 
なんと もうないだろうと思っていたヴィンテージカポをゲット!
遂に 手に入れた やったぁ やったぁ


ニッケルメッキが剥がれていて 山崎さんのと比べると使用感ある


コルクは剥がれてしまっているので
フィンガーボードに接触する側と、ネック裏の押さえにコルク


再び 山崎さんのビンテージカポと比較してみます
お~ 同じだ 

細かくいうと少し違うところはあるけど ほぼ同じ時期に
製造された量産モデルであると判断出来ました。


鋳造です

3つ並べてみました



う~感無量 真鍮の削り出しで作ろうという気持ちは
瞬間で 吹っ飛んでしまいました。


しかし、構想15年 やっと手に入れる事が出来たのだが
一つの事に辿り着くのには 色々ありますなぁ・・

ロバート・ジョンソンの写真に写っているカポの真実を
突きとめるべく行った検証も含め このカポの山


検証するのにお金も時間も掛かったんだなぁ  あっぱれですね。

ようやく 終了です


ブラインド・ブレイクが持っていたであろうカポを手に入れる
プロジェクト 完了!








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