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Pan Records

戦前ブルース音源研究所

Pre War Blues Laboratories

センテニアル VS  コンプリート

戦前ブルース音源研究所が ロバート・ジョンソンを斬る!

コンプリート盤 センテニアル盤 両アルバムのデタラメを暴きます!

これまで世界中のロバート・ジョンソン ファンが聴いて来たコンプリートLP/CD音源と
2011年発表されたセンテニアルの音源には、回転誤差があります。

公開音源はどれほどの信憑性・根拠を持っているのか・・・  
SP盤のレコードを78rpmで再生した音なのであろうか?

回転速度の違いは、ランタイムと音程の違いとして現れますがどうにもおかしいのです。
比較検証に入ります。 


検証方法のご説明

1990年発売 The Complete Recordings」  2011年発売 「The Centennial Collection
この2つのCD音源の再生速度の比較を致します。


同曲で 同時再生を行い再生時間が異なるのであれば、当然音程も連動し異なります。

今回は、音程と速度が同期している可変ソフトを用い、一方を調速しながら同速進行させた
値を音程誤差数値で表します。

例えば、" センテニアル+10c " の場合、コンプリートより "10c音程が高い=早い" 
ということになります。 この音程誤差数値を回転数に換算すれば回転誤差がわかります。


  【サンアントニオ録音】

全曲の検証を終えておりますが、誤差の大きい曲をピックアップしてみます。
当然 誤差の少ない曲も御座います。

誤差のある時点で、どちらかが正しく78回転を守って再生していないことの証拠です。
以下 Complete → comp       Centennial → cente  と省略表記します。



 Kind hearted woman blues.  Take_1.       cente +6c


cente +6c  センテニアルの方が 早い=音程が高い という事です。

僅か6cとは、回転数に換算しますと 0.27rpmとなります。
コンプリートが仮に78rpm再生音だとすれば、センテニアルは78.27rpmとなります。

これは信憑性がありそうです、何故ならSP盤研究家の方たちの最近の定説では
当時のカッティング・マシンは78rpmでなく、78.26rpmだったと言う事になっているそうで。

とすれば、意図的に78.26rpmで再生させた可能性も浮上します。



 Kind hearted woman blues.  Take_2.       cente +27.8c

サンプル音源は ボブをクリック 

続きまして、テイク2です。 センテニアルはなんと約28cも高く早い再生となってます。
どの様に解釈したらいいのでしょう?

コンプリートが 78rpmであったならば、センテニアルは79.26rpmで再生したことに
なります。
何故この様な中途半端な回転数での再生なのでしょうか?



 I believe I’ll dust my broom.                         comp +14.0c

今度は コンプリートの方が早く、センテニアルの方が逆に遅いのです。

同様に コンプリートが78rpm再生であったなら、センテニアルは77.36rpmです。
(曲中に一方の速度が変化します+11c~+14c)


 Sweet home Chicago.                              cente +22.5c

サンプル音源は ボブをクリック 


センテニアルは、コンプリートよりも1回転も速い再生です。 何故でしょう?
ここまで来て、この法則性の無さに気付いたと思います。

どちらかが デタラメの再生速度である事は明確です。
もしくは、両方ともデタラメかも知れません。


 Rambling on my mind. Take_1  cente +5c  

これは誤差範囲で大目にみましょう。 ほぼ同速です。

 Come on in my kitchen. Take_1 comp +20.0c

コンプリートが78rpmなら、センテニアルは約77rpm、
センテニアルが78rpmなら、コンプリートは約78.9rpm

 Come on in my kitchen. Take_2 comp +64c
サンプル音源は ボブをクリック 
コンプリートが78rpmなら、センテニアルは約75rpm、
センテニアルが78rpmなら、コンプリートは約80.9rpm

これは とても大きな誤差があります。

 回転数にすると約3回転です。

以下 楽曲数値省略しますが、20c以上の誤差がある曲は6曲程度 その他は10c以下でした。

平均するとセンテニアルの方が、コンプリートよりも早い演奏になっている事がわかりました。

この検証は、あくまでセンテニアルとコンプリートCDの同一曲の再生速度誤差を音程・回転速度誤差に
変換し現した数値です。

実際の音程誤差を計測したのではありません、
もしも再生速度と音程連動していないとすれば大問題に発展致します。

サンアントニオの検証では、両アルバムはSPレコード盤を78rpmで再生した音源ではない可能性を示唆
する結果となりました。

*実際の作業では、曲中や曲後半に一方の速度が変化をしたりし 両音源が一定速ではないと感じる曲も
多々ありました。

数値はソフトの誤差を若干含んでいる可能性も御座いますので、目安の参考数値として下さい。
60年代のレコードプレーヤ‐のワウフラッターの誤差レベルで済む話ではありません。
どちらかが デタラメな再生速度であることが明確です。


次回 ダラスへ続きます。

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センテニアルvsコンプリート_2
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