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Pan Records

戦前ブルース音源研究所

Pre War Blues Laboratories

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「ミシシッピ・ジョン・ハートの戦前録音の「Frankie」などは、
曲の最初と終わりで1/4音ほどピッチが変わってしまっています。
また、出だしがBのキーなのですが、ステファン・グロスマンがその昔
ジョン・ハート本人に「オープンGのカポ4?」って訊いたところ、
「カポは使っとらんよ」って答えたとのことです。」(打田十紀夫氏談)
カポ無しでオープンBチューニングは物理的に無理でしょう(笑)。
せいぜいオープンAが限度でしょう。
そこで、研究所名物「本当にこの速さシリーズ」ではこの「Frankie」のキーをB
­からAに修正してみました。
修正版再生後に78回転再生版を収録しておりますので、聴き比べて下さい。

さてここで、amazonのCDレビューを一つ紹介させていただきます。
「今回初めて1928年に録音されたこの音源を聴いて、30年前に聴いたハートとは少­し違う感じを受けた。
声が若くちょっと高いのは当り前だろうが、それだけではない。
­んだろうと考えたけどこんなことが言えるのではないか。
戦後のハートはお行儀よくかし­こまって聴く人たちのための演奏だが、
戦前のものは楽しいダンスのための演奏なんでは­ないか。」

この方はまさか録音時に回転誤差が発生していたとは思ってもいなかったでしょう。
そして、その回転誤差などとるに足らないとおっしゃる方々もおられます
(残念ながらS­Pコレクターの方々に多いのですが・・)
しかし、結局はこのレビューを書いた方のように間違った印象を持ってしまうのです。
­して、その音楽考察はあらぬ方向へ向いてしまうかもしれないのです。【所長】




この曲の録音時に、スタジオになぜかロニー・ジョンソンがいて、「この曲のキーが高い

­からもっと下げた方が良い。」
というアドバイスをジョン・ハートにしたということです。

しかしこのロニー・ジョンソンはこの年の2月にメンフィスで出会ったロニー・ジョンソ­ンとは別人だったとジョンは証言しています。
しかし、2月にメンフィスでロニーは超絶的インストを吹きこんでいます。
そして12月にニューヨークで出会ったロニーは、ギターではなく、ピアノでジョンの伴­奏をしたのです。
2月のメンフィスのロニーと12月のニューヨークのロニーは同じ人物なんでしょうか?

ジョン・ハートとロニー・ジョンソン・・・、全く違ったスタイルの2人が不思議に絡ん­でいます。
さて真相は・・・。




メンフィスでジョン・ハートはロニー・ジョンソンになりすました男に会いましたが、1

­2月28日のニューヨークでは本物のロニー・ジョンソンに会いました。

その本物のロニーは、ジョン・ハートと一緒にスタジオ入りし、ジョン・ハートの新曲「­キャンディ・マン」の
レコーディングに立会い、「それ、ちょっとキーが高くないか?も­う少しだけ低くした方がいいぞ。」
というアドバイスをしました。

「ワシは忘れもせん、マネージャーのロックウェル氏が入って来て、"誰が勝­手に変えてるんだ?"すると、
ロニーは言ったよ、"俺だ、あまり­にも高すぎるんだよ、この方が全く問題無いと思うぞ。"と。

それでワシはそれが確かに本物のロニーだったと知ったわけじゃよ。」

1928年12月にロニー・ジョンソンとミシシッピー・ジョン・ハートはニューヨーク­でなぜか同じスタジオにいて、
ロニーはマネージャーに無断でジョンにアドバイスしたわ­けです。

その後、ジョンはロニーのピアノ伴奏でライブをやったり、ロニーの家での小さなパーテ­ィにさせてもらったり、
買い物に連れて行ってもらったり・・と交流を深め、故郷に帰り­ました。

この、もっと詳しい記事はどこかに無いでしょうか?
ジョンが偽物のロニーに会ったのはいつ頃のことだったんでしょうか?
1928年2月にロニーはメンフィスにいました。この時でしょうか?

2月のメンフィス録音で、ロニーはプレイング・ウィズ・ザ・ストリングスを含むインス­トを4曲吹き込んでいます。
(なぜかこの日歌を歌っていません。)

1928年2月ごろのメンフィスのオーケー社のカッティングマシンは確実に70回転で­す。
それは、ジョン・ハートのフランキーの演奏、ロニー・ジョンソンのプレイング・ウィズ­・ストリングスは
両方ともはぼ1音の音程誤差が発生しています。おまけに、このカッテ­ィングマシンの精度は非常に低く、
回転数が安定していません。

そして、同じく1928年12月のニューヨークのオーケー社のカッティングマシンは7­2~74回転で、
約半音の音程誤差が発生しています。

これも同時期のロニーのオーケー­社のニューヨーク録音と同じ状況が発生しています。【所長】

youtubeより抜粋





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