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Pan Records

戦前ブルース音源研究所

Pre War Blues Laboratories

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私は共時性という言葉にとても惹かれる。
この言葉を知って以来、そろそろ30年 いくつかの共時性(シンクロニシティ)を経験してきました。
非因果的関連の原理=意味のある偶然の一致 
時空を超えて起こる偶然の一致・・・


1920年 アフリカに起源を持つアメリカの黒人社会で起こった音楽文化の爆発は、
チャーリー・パットンというデルタ・ブルースのカリスマと称される頂点に立つであろう男を生みました。
 
 
パットンの中でも とても好きな曲です。

それにしても、70年振りに発見されたパットンの写真のあのギターを抑えるポーズ。
ヴィンテージ・ギターのコレクター/戦前ブルースマニアは、あのポーズは「おどけている」と説明しました。 
そして、ハワイアンギターの様に演奏していたのだろう?との見解も多くありました。

それはこの写真が公開された時に一番に、誰もが想像に容易でした。
私は、同じスタジオで同じ椅子に座っているカンサスジョー・マッコイの写真を見て、
肘かけが邪魔で普通の持ち方が出来ない為であろうと想像をしました。

当時 流行していたハワイアン・スタイルの演奏はあの様に横向きに膝の上にギターを寝かせて、
スライドバーを滑らせて演奏します。

しかし、パットンの右手にはスライドバーがない・・・
一つの答えが アフリカにあります。  現代のボツワナのミュージシャンです。



こりゃ おったまげます! 
それが、このエリアではこのスタイル、曲調の演奏をする演奏者がたくさんいるんです。
みんな同じ様に演奏しております。

これは、遠いアフリカから連れて来られた アメリカ南部の黒人達のルーツ音楽がそのまま残っているのであろうか?
そんな 時空を超えて残る音楽ルーツを知ったのか・・と思いきや、実はこの演奏者は子供の頃(20年前)には、

人口20名ほどの小さい村に住んでいてギターを弾く人を見た事もなかったというのだ。
http://yaplog.jp/spank-tab/archive/1027#ctこちらのブログに紹介されております。

これは、完全に彼(女性じゃなくて男だそうです)のオリジナルなのか!

もういっちょ 見て下さい。




 お~このおっさんの低音のコーラスに顔!は夢に出ますってw
「うわぁ がぁ いい肉じゃ~」と唄ってます。
 
もう一度 チャーリー・パットンの写真と演奏をご覧ください。
アメリカに連れて来られた黒人達が ドッケリー農園で集い唄う姿、
80年以上前のパットンの唄う姿が
演奏する姿、あの指が今にも動き出しそうな・・・・

普遍的無意識が黒人達の中にある

そして100年前のアメリカ黒人社会で起こったブルース音楽の演奏スタイル、
パットンの演奏方法を、100年後のボツワナの黒人が同じ様に閃いて演奏し息づいている。
100年が経っても、黒人達に同じ道具を渡すと同じ文化が発生するのか・・・ 

これは一体なんと表現しましょう・・・

DNAという言葉で 片づけたくはない。。。 

人の心の表現の仕方、躍動の中に偶然の一致があり、私達戦前ブルース音源研究所に
とって このボツワナの音楽/ギター奏法との出会いは正に、チャーリー・パットンとの出会いに似ている。

意味のある偶然と感じるのは、私だけなのか・・・


チャーリー・パットンの写真のポーズ、このボツワナのミュージシャンを知り訂正をさせてもらいたい。
あのような奏法は独特なテクニックであり 
パフォーマンスとしてはオリジナルであると主張している様に感じてます。


そもそも、普通にしか演奏しないのであれば、カンサスジョー・マッコイの様に
肘かけを避けて、ギターを立てる方が無難。

チャーリー・パットンは間違いなく、このボツワナ・ミュージシャンの様に演奏していたと想像出来るのです。

偶然に人が出会うというのではない、この演奏者(ロニー)はチャーリー・パットンにもあった事なんてないし、
写真だってみた事がないだろうし、演奏すら聴いた事がないと想像してます。

彼は、ボツワナのミュージシャンの頂点に立つ男になったのだ。話を信じると彼が元祖です。

そして、この演奏をする時にはチャーリー・パットンは独特な変則チューニングをしていたと想像でき、
チューニングの異なるギターを普段演奏するポーズ(指の置く位置)で写真は取らないと思います。

これはギター演奏者なら誰にでも理解が出来る心理だと思います、
彼はきっとそのまま演奏が出来るチューニングのギターを
持っていると思います。


このギターは、写真撮影用の借り物ではなく チャーリー・パットン本人のギターである可能性が高くなりました。



音楽の表現方法が、時空を超えて出会う。。。

この偶然の一致を 共時性と表現したいと思う、、、音楽(ブルース)はまだまだ面白い。

私の心の奥の方に、同じ表現力が潜んでいて欲しいと 本当に強く願うのです。 【 菊地 】


*チャーリー・パットンに関しては、世界で誰も言及していない重大発表が
研究所よりあります。

演奏家集団だからこそ見抜くパットン奏法と録音の秘密とは・・・・

 


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